D2C GROUPニュースリリース

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インターネット広告市場規模推計調査

~2015年、スマートフォン広告費は4,979億円、2016年には5,516億円に拡大、
2015年、動画広告費は516億円、2016年には825億円に拡大~

株式会社D2C(本社:東京都中央区、代表取締役社長:宝珠山 卓志、以下D2C)は、株式会社サイバー・コミュニケーションズ(本社:東京都中央区、代表取締役社長:新澤 明男、以下CCI)の協力を得て、2015年1月~12月における、インターネット広告市場におけるデバイス(スマートフォン、PC)別広告費、広告種別広告費、動画広告費の調査を実施した(調査期間:2016年2月~5月)。媒体社を対象とした調査、および株式会社電通が2016年2月に発表した「2015年 日本の広告費」を元に調査結果を集計した。

【ポイント1】 スマートフォン広告費とPC広告費の市場規模推移
~インターネット広告費における過半数をスマートフォン広告費が占める~

2015年のインターネット広告費は9,194億円(株式会社電通「2015年 日本の広告費」より)、その内、スマートフォン広告費は4,979億円(54%)、PC広告費は4,215億円(46%)となり、スマートフォン広告費が過半数を占めた。2015年と2014年で比較してみると、2015年は、スマートフォン広告費が前年比144%、PC広告費が前年比88%となった。
また、スマートフォン広告費とPC広告費の、2016年の市場規模は、スマートフォン広告費は、5,516億円、前年比111%、PC広告費は4,159億円、前年比99%と予測され、スマートフォン広告費は引き続き高い成長率を示し、PC広告費は減少傾向にあると考えられる。結果、スマートフォン広告費はインターネット広告媒体費の57%に達すると予測される【グラフ1】。

【グラフ1】 スマートフォン広告費とPC広告費の市場規模推移
G1
【グラフ1について】
※スマートフォン広告費には、タブレット広告費、フィーチャーフォン広告費を含む。
※2012年~2015年のスマートフォン広告費+PC広告費の合計値は、株式会社電通「日本の広告費」のインターネット広告媒体費より。
※デバイス別広告市場規模・予測値は2012年、2013年:D2C独自推計、2014年~2016年予測:D2C・CCI独自推計より。

 

【ポイント2】動画広告費の推計・予測
~2015年は516億円、2016年には前年比160%、825億円と推計~

インターネット広告市場において、近年、急速に成長していると考えられる、動画広告の市場規模に関して、推計を行った。2015年の動画広告費は516億円となり、インターネット広告費全体の5.6%を占めている。2014年の動画広告費は290億円であり、2015年に動画広告費は前年比178%と推計された。また、2016年の動画広告費は825億円となると予測され、前年比160%と、引き続き高い成長率を示すと推計された【グラフ2】。

【グラフ2】動画広告費の市場規模 推計・予測

G2

 

(参考 1) 広告種別・デバイス別 広告費
~運用型広告費(スマートフォン)がインターネット広告費の4割を占める~

2015年の広告種別の広告費を見てみると、運用型広告費が6,226億円(68%、株式会社電通「2015年 日本の広告費」より)、その他は予約型広告費が1,596億円(17%)、成果報酬型広告費が1,372億円(15%)という割合となった。運用型広告費では、スマートフォン広告(3,810億円)がPC広告(2,416億円)を上回っており、全体でもっとも高い比率(42%)となった。また、予約型広告費では、PC広告(1,043億円:11%)がスマートフォン広告(553億円:6%)を上回っていた【グラフ3】。

【広告タイプの定義】
・予約型広告には、純広告、タイアップ広告、その他予約型広告(アドネットワークのうち予約型で取引されるもの等)を含む。
・運用型広告には、検索連動型広告、ソーシャル広告、その他運用型広告(アドネットワークのうち運用型で取引されるものやDSP等)を含む。
・成果報酬型広告には、アフィリエイト広告、リアルアフィリエイト広告、リワード広告を含む。

【グラフ3】 広告種別・デバイス別 広告費
G9

 

(参考 2) スマートフォン広告種別 広告費
~ソーシャル型広告費、予約型広告費、検索連動型広告費が高い成長率に~

2015年のスマートフォン広告費を種別に見てみると、運用型広告費(3,810億円:77%)、成果報酬型広告費(617億円:12%)、予約型広告費(553億円:11%)の順となった。
運用型広告費を、より細かい種別に見てみると、検索連動型広告費(1,752億円:35%)、その他運用型広告費(1,535億円:31%)、ソーシャル型広告費(523億円:11%)の順となった【グラフ4】。

【広告タイプの定義】
・予約型広告には、純広告、タイアップ広告、その他予約型広告(アドネットワークのうち予約型で取引されるもの等)を含む。
・運用型広告には、検索連動型広告、ソーシャル型広告、その他運用型広告(アドネットワークのうち運用型で取引されるものやDSP等)を含む。
・成果報酬型広告には、アフィリエイト広告、リアルアフィリエイト広告、リワード広告を含む。

【グラフ4】スマートフォン広告費 種別比率
G4

 

スマートフォン広告費を、広告種別の成長率で見てみると、2015年の対前年比は、ソーシャル型広告費が202%、予約型広告費が158%、その他運用型広告費が151%、検索連動型広告費が147%の順で高い成長率となった。一方、成果報酬型広告費は98%となり、唯一減少していた【グラフ5】。

【グラフ5】スマートフォン広告費の種別成長率

G8

(参考3)PC広告種別 広告費
~ソーシャル型広告費が高い成長率を示し、成果報酬型広告費も前年を上回る~

2015年のPC広告費を広告種別に見てみると、運用型広告費(2,416億円:57%)、予約型広告費(1,043億円:25%)、成果報酬型広告費(755億円:18%)の順となった。
運用型広告費を、より細かい種別に見てみると、検索連動型広告費(1,563億円:37%)、その他運用型広告費(731億円:17%)、ソーシャル型広告費(123億円:3%)の順となった【グラフ6】。

【広告タイプの定義】
・予約型広告には、純広告、タイアップ広告、その他予約型広告(アドネットワークのうち予約型で取引されるもの等)を含む。
・運用型広告には、検索連動型広告、ソーシャル型広告、その他運用型広告(アドネットワークのうち運用型で取引されるものやDSP等)を含む。
・成果報酬型広告には、アフィリエイト広告、リアルアフィリエイト広告、リワード広告を含む。

【グラフ6】PC広告費 種別比率
G6

PC広告費を、広告種別の成長率で見てみると、2015年の対前年比は、ソーシャル型広告費が270%、その他運用型広告費が104%、成果報酬型広告費が103%の順で高い成長率となった。一方、従来、比率が高かった、検索連動型広告費は83%、予約型広告費は73%となり、減少していた【グラフ7】。

【グラフ7】PC広告費の種別成長率
G7

 

<調査概要>
調査実施期間:2016年2月~5月
調査方法 :株式会社サイバー・コミュニケーションズ(CCI)の協力のもと、インターネット媒体社へのヒアリングおよび各種データ収集・分析を実施
※インターネット広告媒体費の合計値、および運用型広告費の合計値については電通「日本の広告費」を参照しています。詳細内訳としての、デバイス別広告費、広告種別・デバイス別広告費、動画広告費の推計値、予測値は株式会社D2C、株式会社サイバー・コミュニケーションズ(CCI)が独自に実施した調査、推計によるものであり、電通「日本の広告費」とは関係がありません。

<調査主体>
株式会社D2C
所在地 :〒104-0061 東京都中央区銀座6-18-2 野村不動産銀座ビル
代表者 :代表取締役社長 宝珠山 卓志
事業内容  :メディア事業、広告販売事業、モバイルソリューション事業などデジタルマーケティングビジネス全般

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